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- 2020.03.04おすわり・待て・伏せ等のしつけ方法
- 2020.03.04子犬が家に来た日にやっておきたい3つのこと

愛犬にも飼い主にも必要不可欠なしつけはどのように行えば良いのでしょうか。問題行動を予防することのできるしつけは、人間社会で暮らす犬たちにとってもとても大切なものです。しつけには根気が必要ですが、愛犬と飼い主で頑張ってしつけをマスターしましょう。
しつけの前に準備することとは?
犬のしつけを始める前に必要なものがあります。
先ずは犬のご褒美を準備します。犬の好きなおやつを用意しましょう。出来るだけカロリーが少ないものを選び、お腹がいっぱいにならないように少しずつあげるのがポイントです。おやつ以外にも、飼い主が高い声で褒めて頭を撫でることも犬にとっては十分なご褒美になります。
そして、1番大事なことは「お座り」「お手」などの指示語を家族で統一することです。家族の指示語がバラバラだと犬は混乱してしまい、しつけが失敗します。家族で話し合い、指示語は必ず統一しましょう。
またしつけは静かな場所で行うことも大事です。犬の意識が飼い主に集中できる環境でしつけを行いましょう。犬の集中力は15分程度だと言われています。犬の集中力が切れる前に終えて、時間を置いてから再開します。無理に続けてしまうと犬がしつけ自体を嫌がるようになってしまう可能性があるので注意が必要です。
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お座り
お座りは犬のしつけの中でも、問題行動を予防させるためにとても重要な役割も持っています。愛犬が興奮して飛びかかる、チャイムの音に反応して吠えるなどの問題行動が始まっても「お座り」の号令で犬は自分の取るべき行動を思い出せることができます。
①愛犬の正面に座り、細かくしたおやつを見せて注意を引きます。犬の目線の先に飼い主の目がいくように調整しましょう。これがアイコンタクトの練習になり、徐々におやつ無しでも飼い主の目を見られるようになります。
②そのまま、おやつを持った手を犬の頭上に上げます。「お座り」と言って、おやつを近づけると、おやつを見つめる愛犬は自然と腰を下ろす格好になります。腰が床についたら、褒めておやつを与えましょう。
③お座りのしつけはこの繰り返しになります。愛犬に座るとおやつが貰えて褒められるという成功体験を何度も繰り返させることで、おやつがなくても飼い主とのアイコンタクトでお座りができるようになります。
関連記事:しつけの時期
待てと良し
犬のしつけの基本が「待て」「良し」です。この2つはリーダートレーニングと言い、犬にリーダーは誰なのかを理解させるためのしつけです。「待て」のしつけをされた犬はどんな時でもリーダーの指示を聞くことができます。
①愛犬の正面におやつを置きます。「待て」と言って犬を待たせます。動いてしまったら、おやつは下げてしまい、再挑戦します。
②「待て」が成功したら、「よし」の号令をかけておやつをあげます。
③「待て」「良し」のしつけはこの繰り返しです。犬に「待て」ができるといい事があると言う体験を繰り返し、理解させましょう。
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伏せ
伏せはお座りよりも長時間、愛犬を制御することができるので、犬には必要なしつけです。しかし、服従性の強いしつけのためリーダーだと愛犬に認められていないと伏せをしない可能性があります。またお座りの延長線上のしつけのため、先にお座りを覚えさせておく必要があります。
①お座りをさせます。指先でつまんだおやつを愛犬の鼻先に近づけ、おやつに注意を引きつけます。
②そのまま、愛犬が伏せの状態になるようにおやつを移動させて「伏せ」の号令をかけましょう。伏せのポーズができたら、おやつをあげて褒めてあげます。
③犬に「伏せ」の言葉を理解させるために、毎日繰り返し行いましょう。
しつけの基本的な方法
他のしつけも方法は同じです。基本的に、おやつをあげる、褒めてあげるというご褒美方式を取り入れるようにしましょう。体罰は犬との信頼関係が崩れる原因になるので、絶対に行わないようにします。しつけには根気が必要です。毎日繰り返し行うことで、犬は言葉の意味を理解し、自分の取るべき行動を行えるようになっていきます。
愛犬とずっと一緒にいるためにもしつけは必要
しつけは愛犬が人間社会で安全に幸せに暮らすために、必要なルールを学ばせることです。しつけのされていない犬は問題行動を起こし、他者に迷惑をかけることがあるかもしれません。それは飼い主にとっても、愛犬にとっても辛いことです。犬と長く上手に付き合って行くためにも、愛犬のしつけをしっかり行いましょう。
しつけの習得には個体差があります。
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新しい家族が増えることはとても嬉しく、楽しみなことです。しかし、家にやってきたばかりの子犬は無邪気に見えても、新しい環境に戸惑い、ストレスを抱えてしまうことが多く「ニューオーナーシンドローム」と呼ばれる体調不良を起こすことも少なくありません。初日は子犬のペースに合わせて、家族みんなで温かく見守ってあげましょう。
しつけを始める
子犬がやって来た初日から少しずつしつけを始めましょう。しつけに関する基本は犬がやって来る前にマスターしておくことが必要です。
またしつけの方針を家族で一致させておくことが重要になります。しつけ方針が家族間で一致していないと、愛犬のストレスになり問題行動を起こす原因にもなってしまいます。子犬が家にやって来る前に、家族でしつけについて話し合っておきましょう。
初日からできるしつけがトイレです。生後2ヶ月ほどの子犬はトイレの回数が多いので、家に来たらまずはトイレシートを敷いたケージの中に入れて、排泄をするまで待ちましょう。排泄ができたら、頭を撫でて褒めてあげてください。褒められることで、子犬はトイレで排泄をすると褒められるということを学習していきます。
もし、排泄に失敗してしまっても大きな声で叱る、怒鳴ることはやめましょう。子犬は排泄をすること自体に恐怖を感じ、隠れて排泄をしたり、食べてしまう食糞症を引き起こす原因になりかねません。
部屋の中を観察させる
子犬がやって来る前に、部屋に危険なものがないか注意しましょう。誤飲の恐れがあるもの、コンセントやケーブルなど、子犬が危険な目に遭わないように気をつけ、子犬のストレスにならないような部屋を作っておきましょう。子犬に新しい環境を探検させて、安心させます。
子犬の方から遊びに誘ってきたら遊んであげてください。しかし探検中の子犬を追いかけたり、抱っこしたり、無理に遊びに誘うことは子犬のストレスになるのでやめておきましょう。
最初はケージのある部屋だけで過ごせて、行動範囲を広げるのは後になっても大丈夫です。先住猫や先住犬がいる場合は、直接対面させずにケージに入れて対面させ少しずつ慣れさせましょう。特に猫はデリケートな動物なので、子犬を受け入れるまでに時間がかかることが多いです。猫のペースに合わせて、無理やり対面させることは控えます。
安心して休める場所を用意する
部屋を探検して、初めて見るものや人に子犬は興奮状態にあります。少し落ち着いたら、ゆっくりと安心して休める場所に連れて行ってあげましょう。ベットやトイレをケージの中に用意して、子犬用のスペースを作っておきます。
ケージの中で休み始めたら、声をかけることはしないでゆっくり休ませてあげましょう。夜もケージの中で寝るようにしつけを行いますが、心細く夜泣きをする子犬の場合は飼い主が見える位置にケージを持って行って寝かせましょう。しかし、ケージの中で寝ることを習慣づけるためにも子犬が家に慣れて来たら、夜泣きを無視する必要もあります。
食事は引き取り元で食べていたものと同じ種類のドッグフードが安心です。量もしっかり確認しておきましょう。初日はストレスで食事ができない子犬も多いので、無理やり食べさせずに時間を置くなどして、食べられるようになるまで見守ってあげます。
子犬のペースで慣らしていこう
飼い主の想像以上に、家に来たばかりの子犬はストレスを感じています。「ニューオーナーシンドローム」という言葉があるくらい、体調を崩す子犬も多いです。子犬を刺激しないように、家に来てから数日間はケージの中でゆっくり休ませ、徐々に周りの環境に慣れさせてあげましょう。
大きな音を立てたり、無理やり抱っこをしない、追いかけ回さない、先住犬や猫がいる場合は、両方の反応をよく見ながら対面させるなど、子犬に余計なストレスを与えないように気を付けてあげましょう。
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