2020/01/29愛犬が吠える3つの理由
犬はなぜ吠えるのか?
言葉の話せない犬にとって、吠えるという行為は相手に自分の気持ちを伝えるための行動の1つです。犬が吠える原因がわかれば、犬が飼い主に何を伝えたいのか、犬の気持ちが理解できるようになります。
飼い主が愛犬の悩みでよく言われる「無駄吠え」ですが、犬にとっては無駄に吠えているつもりはありません。犬にとって吠えることはコミュニケーションでもあります。
愛犬が吠える3つの理由を紹介します。
恐怖心や警戒心
犬はとても警戒心が強く、縄張り意識が高い動物です。自分に近づいてくるものや、初めて見たものに対して、恐怖心や警戒心が働き吠えてしまいます。また犬は、自分の縄張りに入ってきたものに対し、本能で吠える動物です。
恐怖心や警戒心で吠える愛犬の場合、子犬時代の社会化不足の可能性があります。いきなり人や犬の多いような場所へ連れて行くことは避けて、他者が飼っている犬や周りの人にゆっくりと時間をかけて慣らせることが必要です。
他にも本能的に吠えさせない対策として、散歩中にマーキングをさせすぎない、自宅ではリビングだけなど行動範囲を制限させ、自分の縄張りがその場所だけだと理解させるなどのトレーニングも効果があります。
自分の要求を伝えたい
犬は自分の希望を飼い主に伝えるために吠えることがあります。以前に吠えたら飼い主に希望を叶えてもらったという成功体験を覚えており、吠えている場合もあるでしょう。
この場合、原因は犬の思い通りの行動をしてしまっている飼い主にあります。飼い主の気を引くために犬が吠えていたら、可哀想な気持ちになりますが心を鬼にして、完全に無視をしましょう。犬にこれ以上の成功体験を積ませないことが1番の解決法になります。
犬は自分の要求が満たされないことで吠えが酷くなることがありますが、根気よく続けることが大切です。吠えても自分の要求が通らないことを学習すれば、おねだりで吠えることはなくなるでしょう。
ストレスが溜まっている
犬は運動不足や飼い主に構ってもらえないことに大きなストレスを感じる動物です。散歩でストレスを発散させてあげたり、おもちゃで遊んであげてコミュニケーションをはかることで、犬のストレスを軽減させることが出来ます。
犬の散歩は犬種によって違いますが、散歩が終わった時にハアハアと舌を出していれば、理想的な運動量と言えるでしょう。回数は1日2回の散歩が犬に満足を感じさせると言われています。散歩は犬にとって、最高のストレス解消方法です。
犬は室内にいると、ストレスを感じて退屈をしのぐために吠えることもあります。散歩によって、様々な匂いを嗅ぎ、周りの風景を楽しみ、他の犬とのコミュニケーションとって、多くの刺激を受けてリフレッシュすることが出来ます。
安心と満足が犬を吠えにくくさせる
犬は恐怖心や警戒心、欲求が満たされていないこと、おねだり、ストレスなどの原因で吠えていることが多いことがわかりました。反対に安心感や満足感を感じると、ストレスが減り犬は吠えることが少なくなります。
散歩へ行きストレスを発散させてあげる、愛犬とたくさんコミュニケーションをとる、これだけでも犬は飼い主に対して、安心や満足を感じることが出来ます。また飼い主との信頼関係も良くなるので、愛犬を吠えにくくさせる対策は飼い主にとっても愛犬にとっても良いことづくしです。
簡単に愛犬を安心させる方法として、ハウスを用意することも有効です。愛犬が安心して過ごすことができる場所を作ると、吠えにくくなると言われています。
犬はただやみくもに吠えている訳ではないことを理解して、原因を探りストレスを解消させてあげましょう。
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