2020/06/14オンラインドッグトレーニング とは
■ドッグトレーニング の現状
愛犬と幸せな社会生活を送るにあたり、引綱(リード)を付けての散歩などの法律の遵守はもとより、家庭犬としての躾、社会のルール、マナーを守ることが、飼主さんには、求められます。
我が国の愛犬家には、欧米諸国と比べると、まだまだ関心が高い分野とは言い難いですが、必要性を感じてきている飼主さんは、しつけ教室やドッグトレーニングに通い、犬の社会化、様々な問題行動の解消に向けて、取り組んでいる方々が、少しずつ増えてはきています。
ところがこの度、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、政府から緊急事態宣言が発令され、外出の自粛を余儀なくされました。そのため、各種しつけ教室やドッグトレーニングに通うことが困難になってしまいました。
愛犬家にとって、愛犬は家族の一員であり、日々の暮らしにおけるしつけ、トレーニングは決して不要不急のものではありませんが、自宅からの移動の途中で、また教室のスタッフさんとの接触による自身の感染リスク、それから愛犬を連れての外出に対する周りの目などの障害が出てきます。
そのような中で、コロナ禍の影響もあり、Zoomなどを使ったテレワークや各種レッスン、飲み会までもリモートで行うことが、一気に進みました。
そこで愛犬のしつけやトレーニングにおいてもリモートで行う「オンライントレーニング」が大変に効果的であると思われます。
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■オンライントレーニングによるメリット
① コロナ禍における人との接触リスクを無くせる。
②自宅に居ながら、トレーナーの指導をリアルタイムで受けられる。
③移動による時間と費用を削減出来る。
④生後3~6ヵ月までの幼少期に必要な社会化の時期を外さない。
などがあります。
■オンライントレーニングのデメリット
①問題行動の内容や程度によっては、教室でトレーナーからのレッスンを受けないと解決できないものもある。
②教室で社会化の一つである不特定多数のワンちゃんや人と触れ合う事が出来ない。
などが考えられます。
とは言え、ワンちゃんに対して基本的な指示語を使ったトレーニングや、甘噛み、無駄吠え、引っ張りなどの様々な問題行動の解消には効果的なことが多いと考えられます。
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■オンラインドッグトレーニングの方法
オンライントレーニングの手順としては、Zoomなどを使い、一人のトレーナーがワンちゃんを動かしながら、複数の飼主さんとでミーティング形式で行う方法や、トレーナーと飼主さんが相対で画面越しにリアルタイムトレーニングを行う日と、提供されたトレーニング動画を見ながら飼主さんが反復練習を行う日を交互に行う方法などがあるようです。
オンライントレーニングの効果の程は、通いの場合と比較しても、未知数ではありますが、忙しい現代人には時短が出来て、且つしばらく続くと思われるコロナの感染リスクを避けるためにも愛犬家にとって有効な手段なのかもしれません。
またトレーナーさんからよく聞かされる話ですが、ワンちゃんをトレーナーに預ければ、お利口になって帰って来るというふうに勘違いをなさっている飼主さんが多いようです。問題行動の原因を見極めるのはトレーナーの役目ですが、問題行動を克服するトレーニングは、トレーナーとワンちゃんだけが行うのではなく、飼主さんも同じように、ご家庭でトレーニングを行わないと、教室に来た時、トレーナーに対してだけお利口なワンちゃんになってしまうとのことです。
そうすると飼主さん自身が能動的に行わなければならないオンライントレーニングは理に適っていると言えるのかもしれません。
在宅時間が増えた今だからこそ、オンライントレーニングにトライしてみては如何でしょうか。
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