2020/03/04子犬が家に来た日にやっておきたい3つのこと
新しい家族が増えることはとても嬉しく、楽しみなことです。しかし、家にやってきたばかりの子犬は無邪気に見えても、新しい環境に戸惑い、ストレスを抱えてしまうことが多く「ニューオーナーシンドローム」と呼ばれる体調不良を起こすことも少なくありません。初日は子犬のペースに合わせて、家族みんなで温かく見守ってあげましょう。
しつけを始める
子犬がやって来た初日から少しずつしつけを始めましょう。しつけに関する基本は犬がやって来る前にマスターしておくことが必要です。
またしつけの方針を家族で一致させておくことが重要になります。しつけ方針が家族間で一致していないと、愛犬のストレスになり問題行動を起こす原因にもなってしまいます。子犬が家にやって来る前に、家族でしつけについて話し合っておきましょう。
初日からできるしつけがトイレです。生後2ヶ月ほどの子犬はトイレの回数が多いので、家に来たらまずはトイレシートを敷いたケージの中に入れて、排泄をするまで待ちましょう。排泄ができたら、頭を撫でて褒めてあげてください。褒められることで、子犬はトイレで排泄をすると褒められるということを学習していきます。
もし、排泄に失敗してしまっても大きな声で叱る、怒鳴ることはやめましょう。子犬は排泄をすること自体に恐怖を感じ、隠れて排泄をしたり、食べてしまう食糞症を引き起こす原因になりかねません。
部屋の中を観察させる
子犬がやって来る前に、部屋に危険なものがないか注意しましょう。誤飲の恐れがあるもの、コンセントやケーブルなど、子犬が危険な目に遭わないように気をつけ、子犬のストレスにならないような部屋を作っておきましょう。子犬に新しい環境を探検させて、安心させます。
子犬の方から遊びに誘ってきたら遊んであげてください。しかし探検中の子犬を追いかけたり、抱っこしたり、無理に遊びに誘うことは子犬のストレスになるのでやめておきましょう。
最初はケージのある部屋だけで過ごせて、行動範囲を広げるのは後になっても大丈夫です。先住猫や先住犬がいる場合は、直接対面させずにケージに入れて対面させ少しずつ慣れさせましょう。特に猫はデリケートな動物なので、子犬を受け入れるまでに時間がかかることが多いです。猫のペースに合わせて、無理やり対面させることは控えます。
安心して休める場所を用意する
部屋を探検して、初めて見るものや人に子犬は興奮状態にあります。少し落ち着いたら、ゆっくりと安心して休める場所に連れて行ってあげましょう。ベットやトイレをケージの中に用意して、子犬用のスペースを作っておきます。
ケージの中で休み始めたら、声をかけることはしないでゆっくり休ませてあげましょう。夜もケージの中で寝るようにしつけを行いますが、心細く夜泣きをする子犬の場合は飼い主が見える位置にケージを持って行って寝かせましょう。しかし、ケージの中で寝ることを習慣づけるためにも子犬が家に慣れて来たら、夜泣きを無視する必要もあります。
食事は引き取り元で食べていたものと同じ種類のドッグフードが安心です。量もしっかり確認しておきましょう。初日はストレスで食事ができない子犬も多いので、無理やり食べさせずに時間を置くなどして、食べられるようになるまで見守ってあげます。
子犬のペースで慣らしていこう
飼い主の想像以上に、家に来たばかりの子犬はストレスを感じています。「ニューオーナーシンドローム」という言葉があるくらい、体調を崩す子犬も多いです。子犬を刺激しないように、家に来てから数日間はケージの中でゆっくり休ませ、徐々に周りの環境に慣れさせてあげましょう。
大きな音を立てたり、無理やり抱っこをしない、追いかけ回さない、先住犬や猫がいる場合は、両方の反応をよく見ながら対面させるなど、子犬に余計なストレスを与えないように気を付けてあげましょう。
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