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2021.12.02犬の下痢はなぜ起こる?考えられる原因や予防策も解説
ペットとして飼っている犬は、一見すると健康そうに見えても体の不調を抱えていることも少なくありません。人間のように言葉を発することができないからこそ、飼い主はつねに犬の様子を観察し、気を配っておく必要があります。犬の健康を推察するためにはさまざまな方法がありますが、なかでも重要な手がかりとなるのが排泄物です。 もし、犬に下痢の症状が見られた場合、どのように対処するのが正しいのでしょうか。また、下痢の症状が現れる原因や予防法などもあわせて詳しく解説しましょう 。
下痢の原因として考えられるもの
犬に下痢の症状が現れる際、いくつかの考えられる原因が存在します。もし、実際に犬が下痢の症状に見舞われた場合には、まず以下の項目に当てはまるものがないかを探ってみましょう。
アレルギーによる下痢
ヒトは個人の体質によって特定の食物を口にした際、アレルギー反応が現れるケースがあります。正式には食物過敏症ともよばれ、アメリカン・コッカー・スパニエルやダックスフンド、パグ、フレンチブルドッグなどの犬種に比較的多く見られるのが特徴です。
アレルギーを引き起こしやすい食物の例としては、鶏や牛、豚、ラムといった肉類のほか、乳製品、卵、トウモロコシ、大豆、小麦などの麦類に含まれるタンパク質のうちの一つグルテン、またドライフルーツのうちでもプルーン、レーズン、イチジクなどが代表的です。
これらの食物を口にした犬は、下痢の症状以外にも皮膚炎や嘔吐を併発するケースもあります。
細菌による下痢
犬も人間と同様、細菌が体内に入り込むと腸炎を引き起こし、結果として下痢の症状が現れるケースがあります。一口に細菌といっても、下痢を引き起こすものには大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターなどさまざま。通常、これらの細菌は健康な犬の体内にも存在しており、排泄物にも少なからず含まれています。
健康な犬の腸内では有害な細菌の数が増殖しすぎないように保たれているのですが、免疫力の低下などによって一時的に有害な細菌の数が増殖しすぎてしまうと下痢や発熱、食欲不振などを併発することもあるのです。
散歩の途中で拾い食いをしたり、犬自身の排泄物を食べてしまったりすると、細菌による下痢を引き起こしやすくなります。
ストレスによる下痢
犬によっても性格はさまざまで、ストレスを感じにくい犬もいれば、環境の変化に敏感でストレスを受けやすい繊細な性格の犬も存在します。これは犬種によって決まっているものではなく、生まれもった性格や成長過程における環境の違いも大きく影響します。
ストレスを感じやすい犬の場合、ホテルや他人の家など慣れない環境にいるだけで精神的な不安を抱え、体にさまざまな影響を与えることも。犬によっても症状はさまざまですが、代表的な症状として下痢が挙げられます。たとえば、旅行に出かけることは人間にとってストレスの発散になることもありますが、犬にとっては住み慣れない環境に置かれることでメンタルに悪影響を与えてしまう可能性があることも忘れないようにしましょう。
季節の変わり目による下痢
温かい季節から寒い季節に移行する時季などは、人間と同様に犬も胃腸の調子が悪くなり下痢の症状が現れることがあります。特に、朝晩の寒暖差が大きくなればなるほど、気温差に体がついていけず体調を崩すことも珍しくありません。
寒暖差の大きい地域にお住まいの方や、季節の変わり目などは特に犬の体調に目を配っておきましょう。
動物病院で診てもらったほうが良い症状
一口に犬の下痢といっても、症状が現れる頻度や程度もさまざまです。たとえば、1〜2回程度の下痢の症状が見られたものの、それ以外に目立った症状はなく食欲も旺盛で普段の様子に戻った場合には、それほど深刻に捉えなくても良いケースがほとんどです。しかし、下痢が慢性的に続いていたり、下痢以外にもさまざまな症状が併発するようであれば獣医師に診てもらう必要があるでしょう。
慢性的な下痢
数日間、または1週間以上にわたって下痢が続いている場合には、胃腸に何らかの異常が発生している可能性が考えられます。特に細菌が引き起こす症状の場合、早めの処置が必要なケースもあるため、数日間様子を見ても下痢が治らない場合には動物病院で診てもらうようにしましょう。
嘔吐・食欲不振・元気がない
下痢以外にも、嘔吐や食欲不振、元気がないといった症状が見られる場合には、重篤な事態につながる危険性があります。細菌による一時的な消化器官の炎症だけでなく、ウイルス性の感染症に罹っている可能性も考えられるためです。犬コロナウイルス感染症やイヌ伝染性肝炎などに罹っている場合、処置が遅れてしまうと命にかかわる危険性もあるため、普段に比べて少しでも様子がおかしいと感じたら急いで動物病院へ向かいましょう。
タール便・血便
タール便とは、タールのように黒っぽい色の便のことを指します。下痢の症状に加えて便の色も普段と明らかに異なる場合、腸内から出血している可能性も考えられます。このような場合、腸内に腫瘍ができていたり、内蔵に深刻な疾患を抱えているケースがあります。
精密検査をしてみないと便の色だけでは判断がつかないケースも多いですが、いずれにしても早急に動物病院で診てもらう必要があるでしょう。
下痢をしないための対策
犬の下痢を引き起こす原因にはさまざまなものが考えられますが、下痢の症状を抑えるためにはどのような対策が必要なのでしょうか。特に押さえておきたい2つのポイントを紹介しましょう。
アレルギー症状を引き起こす可能性がある食物に気を付ける
犬のアレルギー症状を引き起こす食物として、肉類や穀類、ドライフルーツなどを紹介しました。肉類や穀類はすべての犬にとって有害とは限らず、なかにはアレルギー症状を引き起こさない犬も存在します。重要なのは、それぞれの犬に合わせた食物を与えるということ。もし、過去に肉類や穀類を与えて体調を壊した経験がある場合には、それらを誤って与えることがないよう十分注意しましょう。
また、犬用のおやつとしてドライフルーツを与えるケースもありますが、人間が口にするものが犬にとってもすべて安全とは限りません。たとえば、プルーンやレーズン、イチジクといったドライフルーツは、犬にとって中毒症状を引き起こす物質が含まれており、口にすると下痢をはじめとした重篤な症状を引き起こすことがあります。
製品によっては、さまざまな種類の果物がミックスされたドライフルーツもあるため、上記の果物が含まれていないかをあらかじめ確認しておきましょう。
食物で免疫力を付ける
アレルギー症状を引き起こす食物もあれば、体の免疫力をアップさせる食物があることも事実です。ヨーグルトや納豆、甘酒といった発酵食品は、免疫力をアップさせる食物として知られていますが、これは人間だけでなく犬にとっても同じこと。ただし、ヨーグルトを犬に与える際には砂糖が入っていないものを、納豆は付属のタレや”からし”などを入れないように、甘酒は酒粕や砂糖入りでなく、米麹と水のみで発酵させたものを使いましょう。
ほかにも、バナナやりんごなども腸内環境を整えるために有効な食物です。りんごを与える際には、芯の部分に有害な成分が含まれているため、必ず食べやすいサイズにカットしてから与えるようにしましょう。
まとめ
今回紹介してきたように、犬も人間と同様に胃腸を壊して下痢の症状が現れることがあります。細菌や気温の変化、ストレスなどさまざまな原因が考えられ、一時的な軽い症状のものから重篤な状態に陥るケースもあり、飼い主は注意深く観察しておくことが重要です。
もし、下痢以外にもさまざまな症状が併発していたり、明らかに普段と様子が違うといった場合には、できるだけ早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。
2020.11.13良いペットホテルの選び方・おすすめの選び方
旅行へ行くんだけど、うちの子を預かってくれるところないかしら?
入院しなくちゃいけなくて、うちの子のお世話ができそうにもない・・・。
年末年始や長期連休はもちろんですが、突然の「どうしよう」を解決してくれるのが、ペットホテルです。
大切な家族を安心して預けることができる、安全な良いペットホテルの選び方についてお話しをしてきます。
こんなペットホテルがおすすめ
たとえほんの数日だとしても、動物にとっては飼い主と離れた生活はとても不安で長く感じるものです。
預ける子の性格や動物としての性質そのものを考慮したペットホテルであれば、飼い主としても安心できますよね。
そこで、おすすめできるペットホテルのチェックポイントをあげていきますので、覚えておくといいでしょう。
①預けるお部屋のタイプをチェックしよう
多くのペットホテルは、ケージであることが多く、その場合お値段もリーズナブルな場合が多いでしょう。
ただ、感染症についてちょっと心配だなという飼い主さんは、ケージではなく個室タイプのペットホテルをおすすめします。
ケージでも空調管理や健康チェックがしっかりとされているペットホテルであれば、それほど心配をする必要もないと思いますので、ホテル側に直接聞いてみるかHPをチェックすることは大切ですね。
また、ホテル犬舎の数に見合う頭数に制限、コントロールして運営しているかを確認される事をお勧めします。
入りきれない犬を預かってフリースペースに放置する劣悪業者もいますので、ご注意ください。
可能であれば事前に見学して確認しておくのも良いかと思います。
②フードを持ち込みできるかチェックしよう
普段とは違う環境だとストレスによって食事が進まない子も少なくありません。
人間でも、環境が変わると眠れなくなる人もいますよね。
こういった状況に対応するには、いつも食べなれたフードを持ちこみして安心してもらうことも大切です。
③ドッグランで遊びやお散歩してくれるかチェックしよう
ずっとケージや個室の中だと、ペットもストレスがたまって健康を害することもあります。
そのようなことを避けるために、エネルギーを発散させる対策を取っているかチェックが必要です。
預かった子の逃走や事故を防ぐために、室内にドッグランを完備しているペットホテルかどうかチェックしましょう。
もし、よさそうなペットホテルでも室内ドッグランがないからと言って、諦めることはありませんよ
そのような場合には、お散歩時間にどのような対策をとっているのかチェックしましょう。
リードを二重にしているか、複数人でお散歩しているのかなど、SNSの口コミなども活用して確認するといいでしょう。
④送迎があるのかチェックしよう
自分が運転できない、車の都合がつかないなどでお迎えに行けないこともあるかと思います。
そういった場合に対応できるのが、送迎サービスですね。
自分の環境に照らし合わせてチェックするといいでしょう。
⑤ドッグトレーナーの体調管理や病院提携チェックしよう
預けている時は、飼い主の目が届きませんね。
体調の変化がいつ何時起こるかわかりませんので、預ける子の健康チェックや管理をしてくれるドッグトレーナーやドッグコンシェルジュがいるのか確認しましょう。
また、病院との提携があればさらに安心といえるでしょう。
こんなペットホテルは避けるべし!
大切な家族を安心して預けることのできるポイントとは逆に、こんなホテルだったらやめておくべき!というチェック項目もあったほうが多角的視野を持てるはずです。
次はそんなチェック項目をあげていきましょう。
①動物取扱業の登録がされていない
保管を目的に顧客の動物を預かる業者であるペットホテルは、行政の認可を受けていなければなりません。
それは、「都道府県知事または政令市の長の登録を受け、動物の管理の方法や飼養施設の規模や構造などの基準を守ること」が義務付けられているからです。
店舗やHPにそれが提示されているかチェックしましょう。
②ワクチン証明書の提示を求めない
ペットホテルは多種多様な環境で飼育された様々なワンちゃんが集まります。
すべての犬が健康に滞在できることを飼い主に確認するために、管理がしっかりしたペットホテルは、動物病院発行のワクチン接種証明書や狂犬病予防接種の提示を飼い主に求めます。
特に死に直結すると言われるコアワクチンを含んだ5種以上を求めるところが一般的で、最近怖いと言われるレプトスピラなどの感染症の予防を考えると7種以上が安心と言えます。
また、ワクチン接種も狂犬病予防接種の両方とも一年以内打っている証明書を求めるのが一般的でしょう。
最近接種することによって起こるアレルギー反応を問題視して、接種するのを3年に1回で良いとする獣医師も増えて、賛否のあるところですが、折衷案として抗体が残っているか否かを示す抗体価検査結果を提出してもらって利用可とする施設も出てきています。
おわりに
安心できるチェック項目と、やめるべきチェック項目をあわせてお話ししました。
なるほど、そういうポイントも大切なのね!と初めて知ったこともあったのではないでしょうか。
愛しくて大切なうちの子を、不安なく快適に過ごさせてあげたいのであれば、預ける側の飼い主がすべきことはそれなりにあります。
後になって後悔しないためにも、日程に余裕をもってチェックをして準備をしておきましょう。
また、コロナ禍で海外旅行など長期のお出かけすることが減ったために飼主さんも在宅することが増えて、ワンちゃんをホテルに預けることもめっきり減ってしまいました。
その為にワンちゃんもお家にいる時間が長くなり、発散が出来ずにストレスを抱えるようになってしまったワンちゃんも多いようです。
そこでオススメなのが飼主さんの都合でホテル預けるのではなく、ワンちゃんのストレス発散、お友だちづくりのため、社会化のためなど、ワンちゃんの活動のためのホテルの活用方法があるのです。
ワンワンパーティ、ワンワンキャンプなどがあります👇
2020.06.14オンラインドッグトレーニング とは
■ドッグトレーニング の現状
愛犬と幸せな社会生活を送るにあたり、引綱(リード)を付けての散歩などの法律の遵守はもとより、家庭犬としての躾、社会のルール、マナーを守ることが、飼主さんには、求められます。
我が国の愛犬家には、欧米諸国と比べると、まだまだ関心が高い分野とは言い難いですが、必要性を感じてきている飼主さんは、しつけ教室やドッグトレーニングに通い、犬の社会化、様々な問題行動の解消に向けて、取り組んでいる方々が、少しずつ増えてはきています。
ところがこの度、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、政府から緊急事態宣言が発令され、外出の自粛を余儀なくされました。そのため、各種しつけ教室やドッグトレーニングに通うことが困難になってしまいました。
愛犬家にとって、愛犬は家族の一員であり、日々の暮らしにおけるしつけ、トレーニングは決して不要不急のものではありませんが、自宅からの移動の途中で、また教室のスタッフさんとの接触による自身の感染リスク、それから愛犬を連れての外出に対する周りの目などの障害が出てきます。
そのような中で、コロナ禍の影響もあり、Zoomなどを使ったテレワークや各種レッスン、飲み会までもリモートで行うことが、一気に進みました。
そこで愛犬のしつけやトレーニングにおいてもリモートで行う「オンライントレーニング」が大変に効果的であると思われます。
関連記事:愛犬が吠える3つの理由
■オンライントレーニングによるメリット
① コロナ禍における人との接触リスクを無くせる。
②自宅に居ながら、トレーナーの指導をリアルタイムで受けられる。
③移動による時間と費用を削減出来る。
④生後3~6ヵ月までの幼少期に必要な社会化の時期を外さない。
などがあります。
■オンライントレーニングのデメリット
①問題行動の内容や程度によっては、教室でトレーナーからのレッスンを受けないと解決できないものもある。
②教室で社会化の一つである不特定多数のワンちゃんや人と触れ合う事が出来ない。
などが考えられます。
とは言え、ワンちゃんに対して基本的な指示語を使ったトレーニングや、甘噛み、無駄吠え、引っ張りなどの様々な問題行動の解消には効果的なことが多いと考えられます。
関連記事:犬の下痢はなぜ起こる?考えられる原因や予防策も解説
■オンラインドッグトレーニングの方法
オンライントレーニングの手順としては、Zoomなどを使い、一人のトレーナーがワンちゃんを動かしながら、複数の飼主さんとでミーティング形式で行う方法や、トレーナーと飼主さんが相対で画面越しにリアルタイムトレーニングを行う日と、提供されたトレーニング動画を見ながら飼主さんが反復練習を行う日を交互に行う方法などがあるようです。
オンライントレーニングの効果の程は、通いの場合と比較しても、未知数ではありますが、忙しい現代人には時短が出来て、且つしばらく続くと思われるコロナの感染リスクを避けるためにも愛犬家にとって有効な手段なのかもしれません。
またトレーナーさんからよく聞かされる話ですが、ワンちゃんをトレーナーに預ければ、お利口になって帰って来るというふうに勘違いをなさっている飼主さんが多いようです。問題行動の原因を見極めるのはトレーナーの役目ですが、問題行動を克服するトレーニングは、トレーナーとワンちゃんだけが行うのではなく、飼主さんも同じように、ご家庭でトレーニングを行わないと、教室に来た時、トレーナーに対してだけお利口なワンちゃんになってしまうとのことです。
そうすると飼主さん自身が能動的に行わなければならないオンライントレーニングは理に適っていると言えるのかもしれません。
在宅時間が増えた今だからこそ、オンライントレーニングにトライしてみては如何でしょうか。
「愛犬のしつけ」や「ドッグトレーニング」をお考えの方は↓
2020.05.08初めてのドッグカフェで気をつけたい事
犬連れOKなカフェで休日はのんびり過ごしてみたい!犬連れ旅行ではレストランやカフェも犬連れOKな施設を利用したい!今、全国に犬連れOKな施設は続々とオープンしています。もちろん犬連れOKな施設やドッグカフェには、飼い主としてのマナーも求められます。今回は初めてでも知っておきたいドッグカフェのマナーについてです。
■ドッグカフェでは愛犬は飼い主の足元が基本マナー
SNSには、愛犬と楽しく過ごすカフェの様子がたくさんアップされています。実はこの投稿をもとのマナー違反をしてしまう方も多いので、あらかじめドッグカフェでのマナーを知っておきましょう。
ドッグカフェでは
〇必ずリードを着用します
〇愛犬は飼い主の足元で過ごします
〇椅子に愛犬を乗せる場合には、持参したカフェマットなどを敷いた上に乗せましょう。
〇テーブルに愛犬を乗せてはいけません
〇愛犬には犬用メニューを与え、飼い主の料理のとりわけは控えましょう
〇他犬にむやみに近づけてはいけません
〇他人のテーブルや足元にむやみに近づけてはいけません
ドッグカフェに足を運ぶ者同士、もちろん他の利用者も犬好きであることに違いはありません。
でも、犬への衛生観念はそれぞれに違います。
テーブルや椅子に愛犬を乗せる、近づける、料理を取り分ける行為を、不快に思う方もいるということは、しっかりと意識しておかなければなりません。
店舗によっては、明確なルールとしてメニュー表や張り紙等で告知している場合もあります。
たとえ明確な告知がない場合でも、この点は周囲への配慮が必要です。告知がないからOKという意味ではありません。
ドッグカフェでは愛犬は、飼い主の足元で過ごしてもらいましょう。
愛犬サイズのマットなどを持参すると、愛犬も自身の居るべき場所を明確に理解できるので、落ち着いて過ごすことができるでしょう。
またリードは伸縮式でないものを使用しましょう。伸縮式リードは、飼い主の気が付かぬ間に愛犬が他犬や他テーブルへ近づいてしまうことがあります。
中には他犬が苦手な犬がいたり、愛犬が他人の食べ物を催促してしまうこともあります。
お互いが快適に過ごせるように、愛犬の行動範囲は十分に目を配ることがドッグカフェでは大切です。
関連記事:犬の下痢はなぜ起こる?考えられる原因や予防策も解説
■他犬との挨拶は相手の了解を得てから
ドッグカフェを利用する魅力の1つに、他犬や犬好きな飼い主同士の楽しい会話を楽しめるという点があります。
ただ中には他犬や飼い主以外の人間が苦手、食べ物を前にすると警戒心をむき出しにしてしまう犬もいます。
他犬や他人のテーブルに愛犬を近づけるときは、事前に相手に了承を得たうえで、様子をみつつ距離を縮めてゆきましょう。
不穏な空気を感じたときは、無理をさせずにすぐに犬同士の距離を遠ざけます。
またメス犬の中には、飼い主の気が付かぬ間に発情期を迎えている犬もいます。愛犬の様子がおかしいと感じたときは、いったん店外へ連れ出すなどの方法で気分を変えてあげることも効果的です。
■飼い主の料理のお裾分けは控えましょう
ドッグカフェには犬用メニューが用意されている店舗とそうでない店舗とがあります。
いずれの場合でも、飼い主用メニューの愛犬へのお裾分けは控えましょう。
この行為をすることで、愛犬はテーブルの上にある料理を食べてもOKだと勘違いしてしまいます。
中には吠えたり、立ち上がったり、飛びついたりと激しく催促をしてしまう犬もいます。
カフェの雰囲気を壊してしまうきっかけにもなるので、料理のお裾分けは控えましょう。
愛犬が退屈そう、我慢させるのはかわいそうと感じる場合は、コングなど中にお菓子やペーストを詰めることのできる知育系玩具を持参するとよいでしょう。
飼い主の食事中は知育玩具を愛犬に与えておきます。
また、愛犬に持参したおやつを与える場合は、周囲にいる犬を刺激しないよう注意が必要です。
安易におやつを見せることで、他犬と喧嘩になってしまうこともあります。
持参したおやつがたとえ無添加で良質なおやつであっても、安易に他犬にお裾分けをしてはいけません。他犬のアレルギーなど思わぬ事故につながることもあるからです。
関連記事:おすわり・待て・伏せ等のしつけ方法
■もしもトイレをしてしまったら
ドッグカフェ利用時には、入店前にトイレを済ませておくことも、快適に過ごすうえで大切なマナーです。
ただたくさんの犬の臭いが残る店内では、ついマーキングをしてしまうこともあります。
初めての入店や日頃からマーキング癖がある場合は、マナーベルトを着用させておくと安心です。
マナーベルトの着用姿が気になる場合は、Tシャツなどと合わせてコーディネートすると、お洒落な着こなしに変えることができます。
もし店内でトイレをしてしまった時は、必ずスタッフに声をかけましょう。
たいていのドッグカフェでは、このような場面を想定し、消臭剤やトイレシーツなど清掃用品が完備されています。
■短時間の練習を重ねて、楽しいカフェタイムの実現を
初めてのドッグカフェは、何かと緊張してしまうこともあるでしょう。まずはテラス席の利用や短時間の利用を繰り返し、愛犬にドッグカフェでの過ごし方を身に着けてもらいましょう。
気が付けば、愛犬もスマートにドッグカフェを利用できるようになるはずです。
「愛犬のしつけ」や「ドッグトレーニング」をお考えの方は↓
オンラインでのドッグトレーニングは👇オンライントレーニング
2020.04.07しつけの時期
元気いっぱいで好奇心旺盛な子犬は、いたずらも大好きです。今は可愛い子犬ですが、しつけを行わずに成犬になってしまったらどうなってしまうのでしょうか。飼い主との主従関係が築けず、問題行動を起こすようになります。愛犬と良い関係を続けるためにも子犬のうちからしっかりとしつけを行うことが重要です。
しつけはいつから?
子犬がやってくるのは生後2~3ヶ月が多いと言われています。まだ小さいから、しつけなんて意味がないと思う方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。子犬のしつけは家に来たその日から始めましょう。
関連記事:おすわり・待て・伏せ等のしつけ方法
先ずはトイレトレーニングから始めよう
初日から始められるしつけがトイレです。子犬は排泄の回数が多く、トイレの場所を覚えてもらえばあちこちで排泄することがなくなり、飼い主の負担も軽くなります。
排泄は外でするようにしつけたいと言う場合でも、室内のトイレシーツで排泄ができるようにさせると、天候不良や愛犬の体調が悪い日でも外に出なくて済むので、トイレシートで排泄ができるとメリットが多くあります。
トイレトレーニングは「ここで排泄をすると褒めてもらえる」ということを覚えさせることが大切です。犬は自分の生活スペースにトイレがあると嫌がるので、出来るだけベットや餌入れから離してあげると良いでしょう。
関連記事:愛犬が吠える3つの理由
呼び戻しのしつけを教える
トイレを覚えたら、次に「待て」や「来い」などの呼び戻しを教えます。呼び戻しは室内で練習をしましょう。名前を覚えさせるためにも、家族で名前の呼び方を統一させておきます。
愛犬を呼んで、飼い主の元に来たら褒めてあげます。呼び戻しは、飼い主との信頼関係を築く大切なしつけの1つです。呼び戻しは愛犬の命を守るためにも必要なしつけなので、トイレを覚えたらすぐに教えてあげましょう。お散歩デビューの前に覚えさせると安心です。
ハウスを教える
ハウスを教えると無駄吠えを改善させるためのしつけにも使えますし、何よりハウスを安全な場所だと子犬が理解をするので、精神を安定させることができます。室内で放し飼いをする場合でも、ハウスの号令を覚えさせておくと多くのメリットがあります。
しつけの時期が遅くなってしまったら
犬のしつけは早ければ早いほど良いと言われています。しかし、成犬だからしつけができないと言うことはありません。成犬になったらしつけが遅いことはありませんが、犬は子犬時代にルールや判断基準を学習していきます。子犬時代の学習を元に行なっている行動を、成犬になってから直さなければならないので、子犬にしつけるよりも成犬にしつけを行う方が難しくはなってしまいます。
子犬の社会化期は生後3ヶ月です。この時期に子犬は人間社会についてや、人、他の犬とのコミュニケーションを学習していき、この社会化期の過ごし方で犬の性格が決まります。
社会化が終わると犬は恐怖心が出るようになり、問題行動を起こしやすくなります。この時期の問題行動を放っておいても、落ち着くことはありません。しっかりとしつけを行わないと、問題行動はエスカレートをしてしまいます。
関連記事:犬の下痢はなぜ起こる?考えられる原因や予防策も解説
犬のしつけは早いほど効果的
子犬がやってきたら、その日からしつけを始めましょう。最初から色々なことを教える必要はありません。まずはトイレトレーニングだけでも十分です。その日から教えてあげましょう。トイレシートの上で排泄ができたら褒めて頭を撫でてあげます。失敗しても、決して怒らずに優しく見守ってあげましょう。
トイレを覚えたらお散歩デビュー前に呼び戻しを教え、ハウスやお座り、待てなどの号令を覚えていきましょう。子犬のしつけは根気が必要ですが、最近はしつけに役立つグッズも多く販売されているので活用してみてはいかがでしょうか。
しつけが上手くても飼い主が焦ることなく、子犬のペースでしつけを行いましょう。しつけも大事ですが、愛犬と飼い主との信頼関係を築くことも重要です。
しつけの習得には個体差があります。
アンディカフェの紹介はこちら👇
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