2020/01/30吠え癖の無くし方
犬のしつけで1番難しいのが吠え癖
犬は飼い主に対して自分の欲求や不満、伝えたいことを吠えて知らせます。しかし、一日中吠える、インターホンや来客がくると吠える、騒音で近所とのトラブルの元になる等、犬の吠え癖に悩む飼い主はとても多いと言われています。
さらに吠え癖はしつけの中でも難しく、飼い主に根気が必要になります。諦めずにしっかりしつければ愛犬の吠え癖は改善ことが出来ます。犬は成犬になっていてもしつけ直すことができるので、愛犬を信じてしっかりとしつけをしましょう。
吠え癖を無くすためのコツとは
犬に自分が叱られていることを理解させることが重要です。いくら犬を叱っても、怒鳴っても吠えることをやめないのは、犬に理解ができていない証拠です。
犬は飼い主が怒っていることは理解できても、何に対して怒っているのかは理解できません。
「お手」「座れ」「ハウス」「おいで」などの言葉は日頃から飼い主に聞かされ、この言葉で自分がどのような行動をとれば良いのか理解をしています。しかし、意味のわからない言葉で怒鳴られ、叱られても犬は益々興奮するだけです。
愛犬が理解できる言葉で叱ることが大切です。
要求吠え
犬が自分の要求やわがままを飼い主に伝えるために吠えている場合はどのように叱れば良いのでしょうか。この場合、愛犬は吠えることで飼い主が自分の想い通りの行動を起こしたという成功体験から吠えています。
この要求吠えは、無視をすることが1番効果的です。家族で愛犬の名前は呼ばず、触らない、見ないようにして無視を続けましょう。可哀想な気持ちになってしまいますが、犬は無視をされることで、吠えても自分の想い通りにはならないことを理解できます。
散歩の催促で吠える愛犬の場合はわざと生活リズムを崩し、愛犬を人間の生活に合わせることも効果があります。犬は自分の行きたい時に散歩にいけないことを理解して、散歩の催促が減っていきます。
要求吠えは比較的しつけがしやすいと言われています。飼い主が愛犬の求めるリアクションを一切やめることが重要です。
恐怖心や威嚇
外の騒音や玄関のチャイム、来客が来ると興奮して犬が吠える場合は恐怖心や威嚇で吠えている可能性が高いでしょう。この場合、犬は吠えて飼い主に叱られることで益々パニック状態になり、吠えてしまいます。
犬が吠え出したら「ハウス」などの愛犬が理解できる言葉をかけてあげましょう。犬は飼い主からの号令を聞けば、自分が取るべき行動がわかるので、吠えながらも自分のケージに戻ることができます。ケージに戻れば精神的に落ち着くことができるので、吠えグセも改善されていきます。
最初のうちには興奮して、なかなかケージに戻らないことも多いでしょう。その時は「ハウス」と言いながら、愛犬を抱き上げてケージに入れてあげます。
吠え癖改善に必須なケージ
犬の吠え癖を改善させるためにはケージが必要です。愛犬にあったサイズのケージを用意することが大切で、大きすぎるケージは逆効果になる可能性があるので注意しましょう。
ケージを選ぶ際におすすめの目安が、愛犬が立ち上がった時に頭上に5センチ程度の隙間ができること、愛犬が無理をしないでも方向転換ができること、愛犬が足を伸ばして寝そべっても、水入れを入れるスペースがあることの3つです。
ケージ内にトイレを入れるのは1歳未満の子犬だけで、成犬のケージにトイレは必要ありません。また大き過ぎるケージは、犬の興奮が治まらずケージに入っても動き回ることがあります。
吠え癖改善には根気が必要
愛犬のサイズにあったケージを用意して、根気よく続けることで徐々に吠え癖は改善されていくでしょう。吠えるからと怒鳴っても、愛犬にはなぜ飼い主が怒っているのか理解できず、余計に興奮させるだけということを飼い主も心得ることが大切です。
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