2021年4月28日
愛犬用のケージの選び方とは?
愛犬と暮らすうえで欠かすことのできないアイテムのひとつとして「ケージ」があります。
このケージがあることで一緒に生活しやすくなるだけではなく、愛犬の安心や健康を守ることもできます。
今回はあなたの愛犬にあったケージを選びやすくするための参考として、いくつかのケージと活用の仕方をお話ししていきましょう。
【ケージは犬にとってはお家そのもの】
人間にとって家が欠かせないのと同じで、犬にとってケージは必要不可欠なものです。
広い世界に自分のスペースがないと落ち着くことができないのと同じで、犬だって人間の生活空間の中に自分のスペースがないとストレスを感じやすいもの。
ケージは犬のテリトリーを確保してあげるのと同時に、いざという時の避難場所にもなります。
自分のテリトリー内にいる犬は、非常にリラックスして安心して眠ることができます。
例えば飼い主さんの来客があったときなど、知らない人から身を守りたい犬などはケージに自ら進んで入っていくのです。
自然現象である雷や地震は、犬のとって突然降りかかる恐怖です。
万が一飼い主さんが外出しているときにそれらがあった場合、ケージがなければ犬はパニックを起こしてありとあらゆる場所に隠れようとするでしょう。
そんな時にケガなどさせてしまっては、後悔してもしきれませんね。
しかし、ケージがあれば犬は安心してその中で身を守ることができるので、飼い主としても心配の種が減るというわけです。
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【愛犬を守ることができる】
先ほども言いましたが、飼い主さんが外出しているときは愛犬が何をしているか知ることができません。
愛犬を狭いところに入れるのはかわいそう!と思うかもしれませんが、自由にさせておくほうが事故に繋がりやすく危険です。
もともとオオカミを先祖にもつ犬は、大昔穴を掘って暮らすのが当たり前でした。
ですので、逆に広すぎる空間よりも自分の体の大きさに見合った空間にいるほうが安心できるのです。
ケージで過ごしてもらうことで、誤飲やソファなどからの転落によるケガ、コンセントをかじるなどして事故を起こすことなどを防ぐこともできて、非常に安心できるのです。
【ケージを自分のハウスだと覚えてもらうとしつけがしやすい】
飼い主さんが何らかの作業をしたい場合や、犬がいたずらをした場合などにしつけの一環として「ハウス」を覚えさせると非常にいいです。
「ハウス!」と犬にコマンドを送るだけで、犬はすんなりとケージの中にはいるようになります。
これは飼い主さんが外出するときなどにも応用することができますし、ハウスに入るんだということを覚えると、災害時の避難場所でも犬はストレスなく過ごせます。
【ケージの選び方】
さあ、ケージの必要性がわかったところで、肝心のケージの選び方についてご紹介していきましょう。
当然ながら自分の愛犬の体のサイズに見合ったものを選ぶようにしましょう。
身動き取れないほど小さすぎるのはいけません。用途に適したものを選びましょう。
・一般的なケージ
鉄やプラスチックなどの柵でできており、屋根つきで出入口は1カ所です。
サイズも様々ありますが、犬のベッドや毛布、傍らにはトイレシートが敷けるくらいの大きさがいいでしょう。
留守番をさせるときには、このケージが広さなどの面からしてもおすすめです。
・クレート型ケージ
ほぼプラスチックで出来ており、移動することができるサイズの物を言います。
キャリーケースとも言われていて、動物病院へ連れていくときにはかなり重宝します。
クレートの出入り口は1カ所です。
・サークル型のケージ
屋根のない柵で囲われたスペースのものを言います。
屋根がないので愛犬とのコミュニケーションがとりやすい反面、飛び出しやすいので留守番させるのには不適合です。
なかには屋根を取り付けることのできるサークルもあるので、愛
犬の性質などを考慮して選ぶといいでしょう。
【ケージを使う際、気を付けること】
ケージは愛犬を「しまう場所」ではありません。
ましてや愛犬の生活スペースとして用意するのなら、ケージではなくドッグルームを作る方がいいでしょう。
突発的な出来事に対応することができるケージは、飼い主さんの外出時や災害時、来客時などのときに活用しましょう。
特に災害時の時には犬はパニックを起こして、人間が想像もしないような行動をとることがあります。
驚いて逃げ出してしまって迷子になるとか、事故に遭うなどしてほしくないのであれば、ケージを用意するのは飼い主さんの愛情でもあるでしょう。
また、ケージ内は人間の家と同じように清潔を保つように心がけましょう。
拭き掃除はもちろんですが、犬用ベッドや毛布などもこまめに洗濯をしてあげると愛犬も喜んでくれるでしょう。