2021年2月23日
大型犬と暮らす為のおすすめの家間取り
ゆくゆくは家を建てて犬と暮らしたい、と考えている人も多いかと思います。
賃貸物件だとなかなか理想の家に出会えないなどで、一念発起して家を建てよう!となったときに、犬も人も一緒に暮らしやすい間取りがあるなら取り入れたいですよね。
犬種によっても異なりますが、特に大型犬となると限られたスペースをどのように生かしたらいいのかも気になるところでしょう。
ここでは大型犬に特化して、家の間取りについてご紹介していきましょう。
【家の顔、玄関に設置したい足洗い場】
玄関は家族の出入りはもちろんですが、お客様を招き入れるスペースとして最も気にしたい場所でもありますね。
お散歩から帰ってきたときに、愛犬の足を洗ってあげる場所として玄関の脇に洗い場を設置することで、すぐに汚れを落として室内に入ることができます。
もちろん愛犬だけではなく、天候不順により履物が汚れた場合なども、底の汚れを落として玄関に入ることにより清潔を保つことができるので便利です。
【犬専用のスペース、ドッグルーム】
犬専用スペースとしては、どんな空間が適しているのでしょうか。
犬は本来群れをつくる動物なので、人のそばで過ごすのを好みます
目があったのでは落ち着けません。
理想的な専用スペースとしては、家族の気配を感じながらも、視線
す。
例えばリビングの一角やリビング収納の隅など
を置くのが良いでしょう。
視線が合わないように、ケージにブランケットや布を掛けて視線を
つの手です。
犬にとってはプライベート空間なので、入っている時には、そっと
しょう。
ケージなどの空間の大きさは犬が横たわれる程度が良いです。広す
落ち着かなくなります。
また、犬は音に敏感ですので、スピーカーの側やテレビの下、外部
際などは避けた方が良いです。
それから、エアコンの風が直接当たる場所は、急激な体温の変化き
以上に皮膚を乾燥させてしまい皮膚炎になるリスクがありますので
です。
また夏場に高温になる場所も熱中症になるリスクもあるので
【庭があればドッグランを作るといいでしょう】
ドッグルームからドッグランへと通じる出入口を作り、お散歩のみならず敷地内でも快適に過ごせる工夫もあるといいでしょう。
たとえば、悪天候だけれど外じゃないと排せつしてくれない!などの場合にも活用することができます。
また、人も自宅にいながら愛犬が楽しそうに遊んでいる姿をみることができるので、気分転換にも一役買ってくれます。
【庭がない場合はインナーテラスやバルコニーがおすすめ】
家を建てる土地に庭をつくることができない場合があるかと思います。
そのようなときは、インナーテラスかバルコニーを設置するといいでしょう。
犬も人も自然を感じることができるうえに、ちょっとした運動もできるのではないでしょうか。
その際に、足を洗うスペースがあると清潔な状態で室内に戻ることができて便利です。
ひとつ注意したいのが、バルコニーやテラスから愛犬が落下しない工夫をすることです。
大型犬だからと安心して隙間を大きくすると、人が思いつかないような行動で思わぬ事故を引き起こすことがあります。
隙間に関しては十分な計算を取り入れるようにしましょう。
【キッチン周りはこんな工夫がおすすめ】
キッチン周りは危険がいっぱいです。好奇心旺盛な犬は、キッチンにあるものがどれほど危険なものなのかを知りません。
ですので、事故を未然に防ぐために、犬が侵入することができないような設計や工夫をするといいでしょう。
後付けタイプの柵は、犬が足で押したりジャンプしたりするだけで容易く突破されてしまうものもありますから、初めから丈夫なペットガードなどを取り付けるのがおすすめ。
もちろんキッチンだけではありませんね。
アイロンをするワークスペースや書斎、車庫なども犬が侵入できないように作るといいでしょう。
【犬の習性を理解して回遊性のある間取りを】
犬は自由にのびのびと過ごしてストレスをできるだけ軽減させたいもの。
とはいえ、人の居住空間には限界がありますので、間取りには工夫が必要不可欠となります。
そこで取り入れたいのが、回遊性のある間取りです。
家の中をぐるりと一周できるような間取りにすることにより、犬が動き回れるようになります。
例えばですが、真ん中に収納スペースを作ることによりその周囲をぐるりと歩くことができますね。
回遊する分抜け毛もあちらこちらに落ちやすくなりますので、掃除をしやすくするために電源設備も場所を考えて設置するといいでしょう。
【人の暮らしをベースに】
大型犬と暮らす工夫と間取りについてお話しをしましたが、家はあくまでも人間の暮らしが主体となります。
かといって人の事だけを考えると、犬だけではなくお互いが不便な暮らしを強いられることにもなりかねません。
大型犬と快適に暮らすための工夫は、各ハウスメーカーがとてもよく熟知していますので、積極的に質問するなどして知恵をいただくことをお勧めします。