コラム

2021年2月23日

愛犬と住む家暮らす家のおすすめはマンション?戸建て?

犬との暮らし

愛犬と一緒に暮らすなら、住宅環境のことが気になるところですね。

愛犬がストレスなく過ごせるのはどんな空間なのか、ということはもちろんですが、安全面においても十分な配慮をしたいものです。

愛犬と暮らすための家はどのようなタイプがいいのか、ここではマンションと戸建てで考えてみましょう。

 

【犬の習性を知っておくとベスト】

自分たちの家を確保してから愛犬を迎える場合と、すでに愛犬と一緒に暮らしているけど改めて新居を構えようとしている場合が考えられると思います。

もし愛犬のことを考えてから家を用意することができるのであれば、犬の習性を知っておくことで人間も犬も快適に暮らすことが可能です。

 

■犬は狭い空間が好き

犬の祖先はオオカミということは広く知られていますが、オオカミは巣穴を掘って暮らしています。
穴のような狭い空間は彼らにとっては安心安全な場所であり、自分のスペースとして認知します。

ですので、犬用のケージなどを常に置いておくことができる空間が必要でしょう。

 

■お散歩がとても好き

犬にとって外という世界はワクワクドキドキするだけではなく、運動やストレス解消という観点からも心身にとてもいい作用があります。

とくに外を極端に怖がるとか、犬の健康上の問題でお散歩が困難な場合ではない限りは、お散歩へ連れ出してあげられる家がいいでしょう。

 

■暑さには強くありません

基本的に毛量がどんなに少ないシングルコートの犬種でも、日本の暑さは体力を消耗させるだけではなく、時には命にかかわることもあります。

 

■大きな音は苦手

犬はテレビなどの大きな音がすぐそばにある環境だと、ストレスを感じやすいものです。
犬のスペースをテレビなどのオーディオ機器から離せる空間があるといいでしょう。

 

■ひとりぼっちの時間が長いと苦痛

人間も長時間人と触れ合うことなくひとりでいると、メンタル面から体調を崩しがちになります。
それと同じように、犬はもともと群れるオオカミの性質を持っているので、性格にもよりますが人間よりもより一層ひとりぼっちは苦痛に感じます。

日中家族が外出して犬をひとりでお留守番させることが多い場合は、何らかの対策が必要かもしれません。

 

【犬種と人間のライフスタイルを照らし合わせてみましょう】

小型犬の場合だと、吠えたとしても大型犬のようなボリュームはありません。

家を所有するときには、自分の収入はもちろんですが地域環境なども考慮にいれなくてはなりませんね。
もし愛犬が小型犬の場合なら、無理して一戸建てを用意する必要はないでしょう。

 

マンションの室内での駆けっこも小型犬ならストレスも少ないかもしれませんが、かといってお散歩をしなくて言い訳ではありません。

 

床材なども気にしてあげるといいでしょう。
滑りやすいフローリングは犬の足に負担をかけるので、関節などの疾患を誘発する場合も考えられます。

 

コルクやじゅうたんマットを敷き詰めたり、滑りにくいフロアマットを探して敷いてあげるといいでしょう。※毛足の長いものは粗相をしやすいので注意してください。

もちろん、一戸建ても小型犬にとって申し分のない居住空間となります。

 

一方、大型犬の場合ですと、やはり吠えた時のボリュームはそれ相応に影響が出てくると考えた方がいいでしょう。
運動量も必要になってきますので、可能であれば一戸建てで一緒に暮らすほうがお互いのメリットとなるでしょう。

 

もちろん一戸建てじゃないとダメというわけではなく、大型犬飼育が可能であるマンションであれば住民同士の理解も得られやすくなります。

 

吠え声や駆け足の音なども「お互い様」という関係性が生まれるでしょう。
そういったわずらわしさがないのが魅力なのは一戸建てです。

 

お散歩から戻ってきたときの足を洗うスペースを屋外に設置できるのもとても便利でしょう。

 

暑さ対策のために、犬のスペースや冷暖房設置場所を考えることができるのも魅力と言えるでしょう。
当然ですが、小型犬も申し分なく快適といえます。

 

また、マンションによっては「ペット飼育可」「共生型」があります。
これについてわかりやすくお話ししていきましょう。

 

・「ペット飼育可」

この場合は、ペットを飼育してもいいという条件になっていますが頭数が決められている場合があります。

また、住民のすべてがペットに対して寛大というわけでもなく、なかには苦手という人もいるかもしれません。

すでに多頭飼いしている場合だと、こうした面で入居したいマンションとの条件が合わないことも珍しくありません。

 

・「共生型」

こちらの場合は、ペットとの生活をできる限り快適なものにしようという前提でマンションが作られています。

足洗い場の設置や、ペットを連れた住民同士が顔を合わせるドッグランが設置されていたりと快適な状態になっています。
建材もにおい対策を講じたものを使うなど、いろいろな配慮があるようです。

なかでも、壁紙はおしっこ対策として抗菌・防カビや防水に対応したものが使われていることが多くあります。

 

【犬と暮らす家はイメージをすることが大切】

犬と一緒に暮らすためには、犬の事だけを考えて決めるのでもなく、ましてや人間のことだけを考えてきめるのでもありません。
大切なのは、お互いが快適に幸せに暮らしていくことのできるイメージを膨らませて考えることでしょう。

 

パーフェクトでなくとも、工夫することができればマンションであろうと一戸建てであろうと幸せに違いはありません。
そして一番大切なのは、マナーを守って隣近所に心遣いのできる暮らし方でしょう。